同室の新人？のおっちゃんの話です。
おっちゃんが入院してきたのは一週間前です。
本来ならば一階の観察病棟からスタートなのだが、病院🏥でコロナ患者が発生している関係で、二階の開放病棟からのスタートとなった。
腰の低い気の優しそうなおっちゃんだった。
明らかに酒が残っていて、頬が赤かった（笑）
言葉も呂律が回ってなかったが何か可愛く感じるおっちゃんだった。
年は57才。この病院への入院は二回目らしいが、前回より十年以上空いてるので、勝手が分からない様子だった。
携帯電話がなく困っている様子だったので、公衆電話の場所を教えてあげた。
初日から三日目くらいは離脱に苦しんでる様子だったが、徐々に回復してきたようだ。
優しくておとなしいので、周りの患者からも受け入れられているようだ。
こないだおっちゃんはお腹が空いてる様子だった。でも、入院から一週間は外出できない規則なので、私が『何か買ってきてあげようか？』って聞いたら、『ソーセージのパンが欲しい』と200円を渡してきた。
買ってきてあげたら、美味しそうにムシャムシャ食べてた。
おっちゃんは入院して直ぐに私に相談してきた。どうやら自宅を出てくる時に、エアコンを切ったかどうかが心配…との事。
関西電力に電話して送電を停止してもらったら？とアドバイスしてみた。
それは上手くいったのだが、冷蔵庫の水漏れが心配で…💧と話していた。
おっちゃんは昨日ようやく外出許可が下りたので、自宅に帰った。
しかし、外出は院バスに乗ったり、電車🚃に乗ったり大変だ💦
16時が門限なのだが戻りが遅いので心配してたら、19時に帰ってきた。
院バスに間に合わず民間のバスで帰ってきたらしい。しかも寝過ごして、終点まで連れて行かれたらしい💧
とにかく、無事戻ってきてくれて良かった♫
初めての外出はSLIPしてしまう事が多いので心配していたが、おっちゃんは飲酒してなかった。
そしたら、おっちゃんは黒いスプーンを渡してきた。
これは入院初日に私が貸してあげたスプーンだった。
おっちゃんはお箸が無いので、ご飯を食べる度にナースステーションに取りに行かなきゃならないので、私があげたヤツだ。
律儀に返してきてくれた…。
おっちゃん曰く、『これは本当に有り難かった』との事。
嬉しい気持ちになりました🙂✨
同じ病気を持つ者同士、しかも糖尿病まで…（笑）今後も仲良くしていこうと思います😊
最後までお読み頂き、有難うございました。
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