昨夜、一人の患者と会った。
初めて話す人物だ。
一緒に阪神戦⚾を観ていたら、何となく話すカタチになったのだ。
彼は今回が初めての入院であり、ビール🍺が昔から好きで、毎日500ml缶を8〜9本は飲んでいたと楽しそうに話していた。
2人でビール談義を楽しんでいた🎶
彼がかなりの飲み手であることは存分に分かった。
聞くと…もうすぐ退院すると言う。
ま、当然のお決まり文句で、私は「良かったじゃないですか。おめでとうございます!」と投げかけた。
すると、彼の表情が曇った。
突然、彼は私に「自分、いくつに見えますか?」と聞いてきた。
私は比較的、相手の年齢を当てるのは上手い方だ🙂
しかし、今回は何となく難しいな…と感じてしまった💧
若いのか?その逆なのか?私は判別できなかった…😓
服装は若い。上下ともお洒落なジャージである。
体型もスマートで、髪型も短く切ってある。一見すると、若そうだ。
しかし…私は二点気になった。
1つ目は、歯がボロボロであることだ。
滑舌も悪く、正直何を喋っているのか分からない所が多々あった。
2つ目は、彼の肌の色である。
全体的にどす黒いのである。日焼けとかではなく、何かアトピー性皮膚炎なのかな?と思わせる感じだった。
うーん…💧と頭を悩ます私だったが、前後の会話の流れから判断し「48才」と私は回答した。
すると、彼は「そんなに見えます?」と笑った。
「自分、38っす。」と、彼は答えた。
私は驚いた。口調から嘘ではないとは分かったが、とてもじゃないが、40前には見えなかった。
「これでも昔はJリーガー⚽だったんすよ」と彼は続けた。
聞くと、病院を変わるらしい…
続けて彼はこう言った。
「自分、もう長くないんスよ…」
穏やかじゃない台詞に驚いたが…
どういう事か尋ねると、肝臓も腎臓ももうボロボロなんだそうだ。
「退院したら、人工透析受けるッス」と、達観したような表情で彼は笑った…
私は今まで多くの方に会い、色んな話しを聴いてきたが、初めてのパターンだったかも知れなかった。
話しはこんな感じで終わったのだが、何となく怖さを感じた。
アルコールの怖さをあらためて…
こんな若い男性をあんな感じにしてしまうのか…😰
人工透析は大変だと聞く。
透析を受けると、寿命は長くないと教えられたこともある。
私も糖尿病の治療を頑張っているのは、合併症にならないようにする為である。
やっぱり酒は怖い…💧
そう感じた夜でした。
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