【転職紀行⑩】住む世界が違う

↑上のイラストは一流の商社マン(笑)

 

私の勤務先は田町から大手町になった。

お陰で、通勤時間は大幅に短縮した。

 

仕事先は、一流大学を出た『超エリート』ばっかりだった😯

 

先ず、身だしなみが全然違った。

スーツ、履いてる靴、つけている時計、鞄…全てが高級品✨だった。

 

特に、私は同社でもTOPと言われた、エネルギー開発事業部の担当となったので、エリート中のエリートが集結していた。

 

当時はまだブロードバンド(死語)が普及しておらず、ダイヤルアップ接続が普通だった。

 

私のクライアントは中東方面への出張が多く、良くカタールとかから電話が掛かってきたものだ。

やれ、メールが開けなくなったとか、データの復旧依頼などが大半を占めた。

 

当然、社内ヘルプデスクである以上、社内の社員さんへの対応もひっきりなしだった。

経理のオバちゃんは、ヘルプデスクというものを完全に勘違いしていて、自分の仕事の手伝いをさせようとするツワモノも居た…😅

もちろん、さすがにそれは断った。

 

働きだして、3ヶ月が経とうとしていた頃だった…

 

忘れもしない2001年の11月だった。

 

当時、中国🇨🇳で三井物産の嘱託社員が贈賄事件を起こしたのだ。

 

大挙として押し寄せるマスコミ…

私もマイクを向けられたが、答えようもなく走って逃げた…(-_-;)

 

当時、信じられない事を頼まれた。

 

事件に該当する部署のお偉いさんから、呼び出された。

 

ヤバそうな感じは肌で伝わってきた…

 

自分のパソコンが警察に押収されるから、その前にデータを逃したいというのだ。

 

『えぇっ?!』

 

思わず、大きな声を出しそうになった…

 

もちろん、出来ない事はなかった。

むしろ、逃がすだけなら、簡単だった。

 

しかし…いくらなんでもヤバ過ぎる!!

単なる請負社員の私が出来る事では到底無かった。

 

『もちろん、タダでとは言わない。コレだけ出すから!!』と、そのおじさんは指を2本立てた…

 

それが、幾らを指すのかは私には分からなかった…。

 

ただ、金額の問題ではなかった。

 

私は上司に相談するまでもなく、丁重にお断りした。

 

その後、どうなったのかは知らない。

 

 

それにしても、エリートの中身を知れたのは楽しかった。

 

よくメールデータの復旧を依頼されたのだが…つい、メールの中身を見てしまう事があったのだ。

 

さすが、超一流企業の社員だった…

平均年収1,200万のエリートは違った…

某テレビ局の女子アナたちと合コン三昧だったのだ…😯

 

住む世界があまりに違った…

 

私には、オート○ックスセブンの方が向いていた。

 

こうして、オフィスワークに飽きてしまった私は、刺激を求めて、再び外食産業に挑戦することにしたのだった…。

 

この続きは、【終わりの始まり】⑥と⑦をお読みください。

一部内容が被る部分があります。

お許しくださいませ。🙇‍♂🙇‍♂🙇‍♂

【転職紀行】では、引き続き、転職回数や在籍期間、退職理由、エピソードなどを面白おかしく伝えていきますね♫

 

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