【終わりの始まり㉚】人生初の精神病院への入院

 

私には、もう選択の余地はなかった…

 

 

父は、とにかく『戻ってこい』と言った

 

そして、一度『カラダ』をとことん治せ!と諭してきた。

 

確かに、その通りだった。

 

この年の私の転職生活は、明らかに常軌を逸していた。

 

化学工場→串カツ屋→和食レストラン

 

かなり、ムリがあった…。

 

ていうか、異常だ。

 

酒も過剰に飲酒したり、2ヶ月止めてみたり、また爆呑みしたり…と、

身体に負担が掛からない筈が無かった。

 

私は、また赤帽さんを手配し、ボロボロになりながら、三重県を後にした…

 

帰りの道中は、赤帽さんが

『一緒に乗っていきなよ!』

と言ってくれたので、好意に甘えさせてもらった🙂

電車賃が浮くので大変助かった♫

 

何よりもドライバーさんの優しい言葉一つ一つが、私の冷え切った心に染み込んでくるのがわかった😢

 

地元に戻るなり、有無を言わさず病院に直行となった。

妻と両親の3人が結託していた。

私は従うしかなかった…。

 

連れて行かれたのは、明らかに、普通の病院では無かった…。

 

『精神病院』だった。

 

私は、激しい拒否反応を示したが、

診察だけなら…という条件を飲んで、

渋々、受診した。

 

最初に、ケースワーカーと面談をした。

かなり長い時間だった。

過去の仕事の経歴や飲酒状況を洗いざらい話した。

 

それから、『大先生』と言われる爺さんの診察が待っていた…

 

デカい!

 

80歳は超えているのに、180cm以上は優に超えていた…😧💦

 

ギロリと睨む目つき🤨で、

私は完全に椅子から落ちそうだった。

 

『入院だ。』

 

爺さんは、ひと言だけ発した。

 

聴き返す隙間など与えてくれなかった…

 

私は入院のつもりなど毛頭無かったし、準備も何もしていなかった。

 

しかし、妻と両親は受け入れていた。

 

しかも、即日だと言うではないか😧

 

私は、もはや『なすがまま』だった…🍆

 

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