私には、ほぼ時を同じくして入院し、3ヶ月という入院生活を共に過ごし、この8月末に一緒に退院した友だちがいます🙂
入院時は常に一緒に行動し、退院してからも連絡は取り合い、時には叱咤を送り、励まし合っていました✨
私が引っ越す先が彼の自宅のすぐ近くという事もあり、もうすぐご近所さんになるね〜♫みたいに言ってた矢先でした。
彼からの音信が突然途絶えてしまいました。
どうやら彼は「SLIP」してしまったようです…。
音信不通になってから、既に5日が過ぎてしまいました。
たかが5日じゃないか…と思う方もいるとは思います。ですが違うのです。
アルコール依存症という病にかかった者として、彼に何があったのかが分かるのです。
退院してから私は、少し彼の様子に変化を感じていました。
入院中の彼は堂々としていたのに、退院してからの彼からは何か落ち着かない様子が伝わってきました。
私は何となく嫌な胸騒ぎを感じていました。
でも、私は何も言いませんでした。
彼は私より2個下の50才です。
不器用な所もありますが、武骨さがあり、口数も少なく、トレーニングにも黙々と打ち込み、退院時には腹筋がバキバキになった程でした😳💦
病院の食事で、彼は体重を筋肉で4キロも増やしました。
これはかなり凄いことです。
ニヒルな顔立ちですから、当然女性にもモテモテでした。
彼は入院中から、誰よりも早く退院したいという気持ちが強く、早く社会復帰したいようでした。
それは、アルコール依存症という病気の存在を自分は認めない、自分はそんな病気ではない!という気持ちの裏返しだったのかも知れないと今は思います。
退院する二週間前辺りから彼のストレスが限界を迎え始め、私も病院も対応に困りました。
酒は自分の意思でコントロールするという考え方の持ち主であった彼は入院中から治療プログラムには非協力的でした。
断酒の三大神器と言われる「通院」「抗酒剤」「断酒会」に対しても彼はすべて拒みました。
退院してからも連絡を取りたいから…と連絡先とLINEを教えてくれた時は嬉しかったですね♫
しかし、退院してから三日目でした。
電話をくれた彼の声は明らかに苦しそうでした…。
「飲酒欲求はありますか?」と、彼は私に問いかけてきました。
私は「ないよ」とだけ答えましたが、彼は黙ったままでした。
それは彼が飲酒欲求と戦っていることを意味しました。
彼が日本酒好きであることを私は知っていたので、私はそこに危うさを感じていました。
日本酒を断酒するというのは、他の酒よりも難しいということを聞かされたことがあったからです。
今の彼を私は救ってあげる事ができません。
一方、救ってあげられるのは私しか居ないという気持ちもあります。
断酒するということは、それだけ厳しく難しいことなのです。
アルコール(酒)という悪魔が、私はただただ憎い。
それだけです。
彼の復活を祈りたいです。
私は今も断酒を継続しています。
今日も断酒できました。一日一日の積み重ねですから、明日も頑張ります。
長くなりましたが、以上です。
最後までお読み頂き、有難うございました。
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