【転職紀行②】甘ったれクソ野郎、初の退職

 

時代は変わったものだ…

 

最近つくづく感じる。

 

私が初めて会社に退職届を出したのは

26才の夏🌻だった。

 

たしか1998年だったように思う。

 

たぶん、間違いない。

 

その年の競馬🐎

ジャパンカップでエルコンドルパサーとエアグルーヴのワンツーフィニッシュで大金を手にしたから💰

 

覚え方までクズだな…😅

 

その頃は、まだまだ転職市況などは活発ではなく、私の行動は明らかに異質であり、両親を含めた周りからの反対も想像以上に大きかった。

 

何よりも会社がかなり必死に慰留してくれたのは悪い気はしなかった。

 

人事担当は同期だった。

仲良しだった。

 

当時は外食産業のチェーン店の店長として、上位の評価を受けていた。

 

収入も同年代よりもかなり多かった。

600万近く貰っていたように記憶している。

 

しかし、軽いノリで、何となーく就職した会社だったので特別な思い入れなど、ある筈もなかった。

 

自分には何か別の事が出来るはずだ…等と何の根拠もない妄想を抱いていた。

 

甘ったれクソ野郎だった…。

 

今もたまに思うことがある。

 

あの時踏み留まっていたら…と。

 

しかし、あのまま続けていたら、安泰だっただろうが、凄くつまらない人間になっていたであろうとは思う。

 

だから、26才の決断は間違いではなかったと自分に言い聞かせている(笑)

 

風の噂で、同期入社で唯一ライバル視していたヤツが亡くなった…と聞いた。

 

私が辞めた2年後だった。

 

悪性リンパ腫だった。

 

凄い頑張り屋で不器用だったが、超真面目で一生懸命だった。

 

店長昇格試験も、私は彼に負けて2位だった。悔しかった…

 

辞める1ヶ月前に会った時も、異常に白髪が目立ち、痩せ細っていた為、嫌なモノを感じた私は『無理はするな!』とヤツに言葉をかけた。

 

ヤツは力なく笑うだけだった…

 

あの頃から病に侵されていたのか…

と思うと、今でも、いたたまれない

気持ちになる。

 

とにかく衝撃的なニュースだった…。

 

私も店長時代はかなり尖っていて、誰よりも上にいこうという野心を持っていた。

その分、敵も多かったし、色々とムチャもしてきた。

 

特に学歴のない上司からはあからさまな嫌がらせを受けた。

 

当時はパワハラなどという言葉は無かった。

 

大卒の私は目の敵にされた。

 

何せスーパーバイザーやエリアマネージャーに中卒がいた時代だ😓

 

漢字も満足に書けない連中だった…

 

今や外食チェーンでは有名企業になっているが、私が入社した時は店舗数が50に満たない弱小チェーンだった。

 

でも、当時は社長さんが社員全員の名前を覚えていてくれて、アットホームで、非常に風通しの良い会社だった。

 

今はもうそんな事は全くないであろう…

 

こうして、私の人生最初の退職が決まった。

 

退職金は50万円だった。

 

もちろん、次の事など何も考えちゃいなかった…アホな楽天家。

 

地獄の扉が開かれたのも知る由もなかった…

 

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