レンタルビデオ会社を辞めた俺くん…
思えばかなりの重労働だった。
当時はVHSの時代。
返却されたビデオを元の位置に戻すのも大変だった😣
大体は、左手から自分のアゴでビデオを挟みながら持ち歩くのだが、18本が限界だった。
無理すると『ガッシャーン』するのが関の山だった(笑)
でも、そんなこんなで歩き回り、立ったり座ったりのスクワットを繰り返す毎日で、私はすっかり痩せていた✨
そこでも私に好意を寄せてくれるヒトもいた。懲りない俺くんだった…😅
良かったのは、勤めている間に映画を観まくったコト♫(もちろんタダで…笑)
あ!皆さまに、是非ともオススメしたい映画があります!!
『ザ・ロック』
ニコラス・ケイジとショーン・コネリーのW主演のアクション映画である。
私はDVDを購入した。かれこれ20回は観ただろう。
とにかく必見です!!
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さて、27才の俺くんは
分厚い就職雑誌(名前は忘れた)から、
ある会社の求人に目👀が止まった。
『営業職』だった。
父がレコード会社の営業職だったので、何となくだが興味はあった。
しかし、余りに無知だった。
早速、電話を掛け、面接日にその会社に足を運んだ。
小さな会社だった。
常盤貴子さんのポスターが所狭しに貼ってあった。
『綺麗だなぁー』とか思いながら眺めていた…。
すると、社長らしきオヤジが応接室に入ってきた。
見事なまでのバーコード…
スゴい太鼓腹…まさに、絵に描いたような…『狸親父』だった(笑)
ひとしきり、ペラペラペラペラ喋る狸親父、俺くんも負けずに応戦した。
すると、『よし、採用する!』と、いきなりタヌキが大きな声を出した。
『え?もう?!』戸惑うワタシ…😮
良くワケが分からないまま、会社を後にした俺くん…。
喜びよりも不安の方が圧倒的に多かった…
両親に相談したが、
『何事も経験だ。とりあえず行ってこい!』と背中を押された。
紳士服のアオキで、スーツを新調した。
あの頃から既に上戸彩さんがイメージキャラクターだった。
思えば、本当に息が長いタレントさんだなぁ。つくづく感心する…。
あっという間に初出勤日を迎えた。
同期は私以外に5人居た。
皆んな前職は様々で色んな奴が居た。
研修が始まると…どうやら、この会社はキ○ノンの代理店である事が分かった。
主に会社を回り、飛び込み訪問でコピー機を売るのが仕事だった。
『売れるのか?』そんな疑念を抱きつつ、先輩に同行する日々だった。
同行もそこそこに、新人2人がペアになり街に放たれた。
ひたすら会社に飛び込む俺くんと同期の星くん(仮名)。
星くんは前職はトラックドライバーだった。
星くんとは比較的相性が良かったように思えた。
しかし、案の定、どの会社にも全く相手にされない2人…
名刺すら受け取って貰えなかった。
まして、コピー機のカウンター数など、見せてもらえる筈などは無かった…。
やっぱりか…。
日増しに星くんは元気が無くなっていった。
それは、私も同じだった。
コンビも2週間ほどで解散させられた。
ひとりにされた俺くん…
辛い現実は更に襲いかかった。
数日後、上司から『星が辞めたよ』と聞かされた…。
ショックだった😢
星くんからメールが来た。
『俺には無理だったよ。ドライバーに戻るわ!ぶた丸君なら出来るよ!がんばって!』
…辛い別れだった。
入社して2ヶ月が経とうとしていた。
季節は6月になろうとしていた…
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